注文住宅の間取りで大切なこと・考え方とは!?

注文住宅の間取りで大切なこと・考え方とは!?

生活の快適さは、住宅の間取りによって大きく変化します。自然素材の注文住宅を手がける家はシェルッソが今回ご紹介するのは、家づくりをする際の間取りの決め方や、間取りを考える時の大切なポイントです。注文住宅を検討しているあなたに向けて、間取りが重要な理由や、間取りを決める際に必要な要素などを解説します。これからの家づくりに、ぜひ参考にしてください。

間取りが重要な理由

夢のマイホーム建設となると、たくさんのこだわりを取り入れたくなりますよね。あれもこれも叶えたいと、希望が膨らんだ際に陥りがちなのが、自分たちの生活のイメージができていないまま間取り図の作成を進めてしまうことです。想像だけで図面を作ってしまうと、いざ生活をはじめてみたら、使い勝手が悪かったり、日当たりや風の流れが考慮されていなかったり…。そんな失敗を防ぐためには、「生活動線を意識した間取り」や「ゾーニング」そして「その土地の特徴を知っておくこと」が重要なポイントになります。

生活動線と家族構成

例えば、買い物から帰宅してすぐに食材をしまえるよう、玄関からキッチンまでスムーズに行ける動線を作ると負担が減ります。このように、「生活動線」を具体的にシミュレーションすることが大切です。「家事動線」「衛生動線」「通勤動線」「来客動線」の4種類が挙げられる生活動線。これらを意識することで、家族みんなが暮らしやすい間取りを叶えられるでしょう。

家族の意見を考慮した上で実際に生活しやすいか、具体的にイメージして間取りを設計することはもちろん、5年後、10年後などの将来の家族構成について考えておくこともおすすめします。お子さんが生まれ、成長して子ども部屋が必要になるかもしれません。現在の希望だけでなく、将来の予想も含めることで、家族が長く快適に過ごせるマイホームとなります。

家事動線

家事動線は、炊事や洗濯、掃除など家事を行う際に通る経路をあらわす動線のことを指します。家事動線に配慮した間取りのポイントは、外からの出入りを意識し、効率よく動ける間取りを検討することです。玄関から買い物した荷物をキッチンまで運ぶ動線や、キッチン内でできるだけ効率よく動けるようにすることを考えましょう。

洗濯の際は、「洗う・干す・たたむ・しまう」を1つのプロセスと捉え、家事を行う場所はできるだけ集約することを意識すると、日常の家事が楽になります。最近は、このプロセスを1カ所で完結できる「ユーティリティ(家事室)」を間取りに取り入れる住宅も増えています。

衛生動線

洗面所やトイレ、浴室へ移動する経路に注目したものが衛生動線になります。衛生動線を考えた間取りを考える際に意識したいポイントは、使いやすさとプライバシーを考えて決めることです。水回りは1カ所にまとめると効率よく動けます。

特に家族が多い場合は、水回りの場所が離れていると、朝の忙しい時間に混在し、往来だけでストレスを感じることも。洗面所は使う人数に合わせて広めにとるなど、工夫できると良いですね。また、トイレは、プライバシーを守りたい空間でもあります。そのため、各部屋からのアクセスが良く、音や匂いが気にならない場所が良いと考えられます。

通勤動線

朝起きて通勤・通学するまでに通る経路が通勤動線です。通勤動線を考慮した間取りのポイントは、朝の忙しい時間帯に混雑をなくす工夫や、スムーズに外出できる収納を取り入れることです。

廊下が狭いと、家族の通勤・通学の時間が重なる朝の忙しい時間帯に渋滞が起きてしまうことも。また、回遊動線があれば、朝食の準備をしたり、出かける準備を手伝ったりする際に、スムーズに動けるため便利です。通勤・通学に必要なバッグなどを玄関先に置けるよう収納スペースを作っておくのも良いでしょう。

来客動線

来客動線は、家族以外のお客様が訪れた際に通る動線のことを指します。来客動線を考慮した間取りのポイントは、なるべくプライベート空間が見えないこと、他の生活動線と交わらないかをチェックすることです。玄関からリビングにお客様を案内する際、洗面所や浴室など生活感が出る空間が見えないように配慮した間取りを考えたいですね。来客時でも家族がトイレや浴室へ行くのにストレスなく行動できるよう設計時にシミュレーションしておくと安心です。

間取りを決める前に“ゾーニング”する

あなたは「ゾーニング」という言葉を聞いたことがありますか?ゾーニングとは、キッチンやリビング、浴室、寝室、子供部屋など各々の部屋をきっちり配置して間取りを作成するのではなく、似ている部屋をひとまとめのブロックにし、そのブロックを家のどこに配置するかを大まかに決める方法です。言わば、間取りの骨格を作るもの。住宅プランを考える際、大切な作業の1つとなります。

住宅の間取りのゾーニングは、

  1. ①パブリックゾーン(リビング・ダイニング・キッチン・玄関など)
  2. ②プライベートゾーン(寝室、子供部屋、書斎など)
  3. ③サービスゾーン(洗面所・脱衣所・浴室・トイレなど水回り)
  4. ④通路ゾーン(廊下・階段など)の4つに大きく分けて考えます。

住宅のゾーニングを考える際、ポイントになるのは、敷地と周辺環境を読み解くことです。

「家族が集まるLDKは、日中に太陽の光が差し込む東南の角にする」など、主要な部屋から順にゾーニングしていくと、その他のブロックの配置が決めやすくなります。ゾーニングすることで、全体的なイメージをつかみやすくなる上、作業は意外と簡単なので、あなたもぜひ一度試してみてください。

土地の特徴を知っておく

土地の広さによって、物理的に建てられる家の大きさが変わります。また、道路の位置やその周りの景色、日当たり、風の流れなどが間取りに影響するため、「その土地が間取りを決める」といっても過言ではありません。

良い景観が得られそうであれば、窓を大きくしたり、バルコニーを作って景色を楽しめるようにしたりするのもおすすめです。近くに線路や交通量の多い道路があって騒音が気になる場合は、寝室を奥に配置するといった工夫が必要です。道路に面した玄関の場合、扉を開けた時に視線が気にならないか確認しましょう。

また、採光も重要なチェックポイントです。窓の大きさと位置によっても日光の入り方が変わります。隣接する建物の影になる時間帯の確認も忘れずに。そして、通風のためには、2方向に窓を設けるのが基本ですが、フロア全体や上下階でも風が抜けるように設計すると快適です。

間取りで忘れがちなポイント

間取りを計画する際、コンセントの位置や、音・匂いの伝わり方を意識することも大切です。各部屋で使う家電と照明のスイッチを図面に落とし込み、コンセントの数が足りるかをチェックすると良いでしょう。家づくりの段階から、家具や家電の配置をイメージしておくと、間取りが決めやすくなります。現在使用している家具を引き続き使う場合は、住宅が完成してから家具が入らなかったというトラブルが起きないよう、事前にきちんと寸法を測りましょう。

音や匂いについては、例えば、オープンキッチンで揚げ物を作る場合、リビングまで油の匂いや料理の音が伝わるなど、開放的な空間であればあるほど伝わりやすくなってしまうため、換気の方法を考慮する必要があります。

まとめ

間取りを考える際に重要なポイントは、家事動線・衛生動線・通勤動線・来客動線など「生活動線」を具体的にシミュレーションすることです。将来的な家族構成も考慮し、家族みんなが生活しやすい間取りを実現させましょう。

また、間取りの骨格となるゾーニングを行うことも大切な作業の1つです。コンセントの位置や、音・匂いの伝わり方を意識することも忘れずに。そして。住宅の内部に気を取られがちですが、道路の位置やその周りの景色、日当たり、風通しなども間取りに影響するため、その土地の特徴を知っておくことも大切です。

埼玉県草加市にある家はシェルッソは、自然素材の注文住宅を手がける工務店として豊富な実績を持ち、お客様1人ひとりに寄り添った家づくりをご提案。あなたの理想の家づくりを実現するために全力でサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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