時が経つごとに味わいが出る家づくり

時が経つごとに味わいが出る家づくり

近年、新築住宅にはデザインを重視し、驚くような斬新なアイデアを取り入れているものがあります。しかし、そういった住宅は数十年経つと、当時の流行だったと感じることになるかもしれません。日本は海外とは異なり、家を買い替える人はほんの一部で、ほとんどの場合、長期的な住宅ローンに追われるため、長い年数を快適に過ごせる家を建てたいものです。そこで今回は、埼玉県草加市で注文住宅を手がける工務店“家はシェルッソ”が、時が経つごとに味わいが出る家や、飽きのこない、いつまでも愛せる住まいについてお届けします。

家族の理想の暮らしを考える

あなたや家族の理想の暮らしを実現するためには、それぞれの個性やライフスタイルを考え、現在だけでなく将来を見据えた可変性のあるプランを立てることがポイントとなります。10年、20年後のライフスタイルの変化にも対応可能なデザインを取り入れると良いでしょう。

快適な空間を生む動線設計

注文住宅を建てる際、悩みどころの1つとなるのが「間取り決め」です。見た目の好みだけを優先すると、いざ住み始めてから使い勝手が悪いと感じてしまうことも。そのようなことに陥らないためには、間取りを決める時に「家事動線・生活動線・来客動線」3つの動線設計を意識することが重要だと言えます。

「動線」とは文字通り、人の動きを線で表したものです。例えば毎朝バタバタしがちなキッチンやダイニングや洗面所を回遊できるような生活動線にしたり、買い物から帰宅してキッチンに荷物を運ぶまでの最短動線を考えたり、さまざまな場面を想定する必要があります。動線がコンパクトにまとまっていると、暮らしやすさが大幅にアップします。

予算内(ローコス)に収めるための工夫

注文住宅を建てるにあたり大切なのは、しっかりと資金計画を立て予算を決めることです。一般的に、注文住宅にかける予算は返済期間の収入の25%が相場だと言われています。年収が400万円の家庭で35年返済の場合、総予算は3,500万円となります。

家を建てた後に「もう一部屋増やしておけばよかった」「駐車スペースをもっと広く取っておけばよかった」「高気密・高断熱の性能を重視しておけばよかった」「耐震に予算をかけておけばよかった」など後悔しないように、きちんと予算を把握し、納得感を持って家づくりに取り組みましょう。

飽きのこない外観や内装を取り入れる

住宅は、あなたと家族が長い時間を過ごす空間なので、快適さを重視し、飽きがこないようにどのようなテイストの家具でも合わせられるよう、シンプルでナチュラルなデザインにすることをお勧めします。

特に住宅の外観はなるべくシンプルにしましょう。屋根の形は単純なほど、雨漏れ事故などが少ないと言えます。また、窓の位置や大きさも重要なポイントに。東南や南に大きな窓を設置すると夏は温室状態になってしまうため注意が必要です。外気との熱交換をする場所となるため、維持費など経済面も考慮しなくてはなりません。

住まいもファッションやインテリアなどと同様、多少なりとも時代の流行り廃りがあり、自身の好みが変わっていくことも考えられます。内装やインテリアはお金をかければ、比較的手軽にイメージチェンジできますが、特に家の外観はそう簡単に変えることはできません。数十年過ごすことになる住宅は、飽きることなく、むしろ味わいが出ることでずっと愛し続けられるものに仕上げていきたいですよね。

素材にこだわる

長く住む家だからこそ重視しなければならないのは、奇抜なデザインやカラーなど流行を取り入れることよりも、素材にこだわることではないでしょうか。例えば、自然が生みだした木は、天然の素材として快適な住まいづくりに欠かせないアイテムと言われています。木材は機能性にも優れているため、住宅建設において欠かせない素材です。

日本の古き良き民家は、自然素材の木や塗り壁がふんだんに使用され、柱や梁などの構造が特徴です。近年、そういった古民家の趣を取り入れ、近代的なデザインをミックスさせるスタイルが人気を集めています。古民家の床材は、桧やケヤキ、ナラなどの無垢材、壁は漆喰塗りなどの自然素材が多く用いられています。さらに、柱や梁を露出する壁である真壁構造を施すことで古民家らしい仕上がりとなります。

心地良さを追求(ローコストでも出来る)

木造住宅が一般的な日本家屋は通気性が良いため、古来から気温と湿度が高い日本の夏を快適に過ごすのに最適であると言われています。湿気を吸収し、放出する木材は、湿度を一定に保つ調湿機能に優れているため、木造住宅は高温多湿に向いており、快適な居住空間を実現します。マイホームを建てる際、昔ながらの日本家屋の構造を参考に、現代風の家づくりを検討してみるのも1つの方法ではないでしょうか。

住宅建設に使用される素材には、化学物質が含まれていることがあります。気密性や断熱性を高めるなど、快適さを追及する一方、断熱材や塗料、接着剤をはじめ、フローロングや床材、ビニール壁紙などに含まれる有害物質が健康に悪影響を及ぼすことがあるため、化学物質を含んでいないものを選ぶと安心です。

“家はシェルッソ”では、厳選した無垢材を使用しています。木板を接着剤で張り合わせブロック状にした集成材ではなく、丸太から切り出したままの自然な状態の木材です。化学物質を含む接着剤などは一切使いません。無垢材は断熱性に優れ、紫外線の呼吸率が高く目に優しいことでも定評があり、肌ざわりが良く、木の床は適度な弾力があるため衝撃を吸収します。

快適で味わいが出る自然素材の家

自然素材の家の最大の特徴は、無垢材の床や漆喰の壁など、素材自体が湿度を調整してくれる点です。カビが生えにくく家が傷まないことに加え、耐久性があるので長く住み続けることができます。無垢材は年月を重ねるごとに深い色味になり、艶が出てきて味のある風合いに変化します。素材がもたらす「経年美化」は、馴染み深く自然の美しさを存分に味わうことができるため、愛着が湧くこと間違いありません。

また、自然素材の家は、既製品にはない価値があり、紛れもなくオンリーワンの住まいです。他にはない、たった1つの手づくり感のある、まさに家族と共に生きる家と言えます。住む人の人生と共に年を重ねられる家だからこそ、根強い人気を誇っているのかもしれません。

マイホームは一生に一度の買い物だからこそ、素材やデザインなど、良し悪しを理解した上で選ぶことをお勧めします。

まとめ

家族みんなが快適に過ごせ、年月が経つごとに味わいが出て飽きのこない住宅を建てるには、現在だけでなく将来を見据えた可変性のあるプランを立てましょう。見た目の良さだけを重視し、いざ住み始めてから使い勝手が悪いと感じることがないよう、間取りや動線設計を意識することに加え、しっかり予算を把握し、納得感を持って家づくりに取り組むことが大切です。

住宅の外観や内装は、奇抜なアイデアを取り入れるよりも、飽きのこないシンプルでナチュラルなデザインにすると良いでしょう。数十年過ごすことになるため、味わいが出ることでずっと愛し続けられるものに仕上げることをお勧めします。そして、心地良さを追求し、素材にこだわることも重要です。

“家はシェルッソ”では、フルオーダーの長期優良住宅など、長い年月を経て味わいが出る自然素材の注文住宅を手がける工務店として豊富な実績を誇り、個別相談会や家づくり勉強会も開催しています。どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。あなたが長く愛せる、理想の家づくりをゼロから一緒にスタートさせていきましょう。