令和に入り平成初期生まれの方でも若い方におじさん、おばさん呼ばわりされてしまう昨今、昭和生まれの方は・・・!
家づくりでも和室は要らないなど和の空間を古く感じる方も多い様です。海外からの観光客は逆にその和の空間を求めて来られます。
きっと日本の和風の文化にふれて和の部屋を新鮮に感じられるのでしょう。
日本の若い方の生活パターンは洋風に変わり昭和の家に象徴される和室から和モダンへと空間も変化しています。
そもそも『和モダン』とは?
建売住宅では平均的な間取りで売れる事を前提に建てているため和室を設けて間取りを考えます。
まだまだ和風の部屋がある方が全体としては好まれているのかもしれません。皆さまの中には旅行にいかれてホテルよりも旅館の方が心地よいと感じた方もいるのでは!?確かに和風の部屋や廊下が畳になっている旅館などを体験された事のある方も多いのではないでしょうか。
和モダンの正確な定義はなく、和風が現在のトレンドを取り入れつつ進化した表現なのかもしれません。家づくりとお料理はアレンジの仕方でどのようにもなるのでとても面白いものが出来ます。
『和モダン』生活の変化が?
横浜の山下町には洋風建築がたくさんあります。観光地としても有名ですがその中には現在に通じる和モダン的な作りの部屋もあります。畳の部屋にテーブルとイスが有ったり、また函館の洋館にも和室に洋風の窓がついていてとても素晴らしい和の空間?洋の空間?になっている事例もあります。
一度見学すると誰もが愛着を感じるのではないでしょうか!日本の寝具が畳に直に布団を敷く習慣の生活から床にベッドを置くように変化してきているため和室の部屋は造らない、もしくは和モダンに進化しています。和室の雰囲気やそれぞれの素材の良さを生かしつつ生活の仕方に合わせてアレンジする方も増えています。そのようなアレンジを実現できるのが注文住宅です。家づくりががより一層楽しくなります。
和モダンのデメリット
それでは和モダンにするためのデメリットを考えてみましょう。
① 床材などの厚みが畳とフローリングなど違う場合、バリアフリーにこだわると床の構造など設計、作業に影響がでます。(コストアップ)
② 和モダンの定義があいまいなのでお客様のイメージと完成のイメージがずれてしまう事もあるかもしれません。
③ 工務店さんのセンスが試されるため、和と洋をはっきりと建て分けて考える工務店さんではモダンにならずに中途半端な出来栄えになる事も。
和モダンのメリット
では和モダンのメリットはどうでしょうか?
① 日本人のDNAにある畳の井草の香り、肌ざわりなど安心できる素材がある事もいいですね。小さなお子様がいるのであれば畳の上ではハイハイしていても安心です。素材の安心感や良さは何といっても心強いものです。
② 来客用のお部屋でお考えならに寝具をしまっておく事でお客様の突然の訪問にも宿泊にも使えます。
③ 施主様の遊び心を存分に引き出す事で注文住宅ならではのデザインの冒険が出来ます。創造性は無限ですから。
和モダンなお部屋をつくる具体的な事例とは?
では実際にどのような事が出来るのかをご提案いたします。
和室であれば床を正方形の琉球畳にして、壁は真壁から大壁に変更。天井はダウンライトを洋風に並べて壁はサンゴの塗壁を程よいラフに仕上げます。家具はテーブル、寝室ならベッドでいかがでしょうか?
また腰壁に羽目板を合わせてもいいかもしれせん。
最近ではデザイン畳なども豊富ですので畳の肌感覚を生かしてデザインを楽しむのもありですね。窓は上げ下げ窓+ガラスに格子入りにすれば和モダンの一つの事例の出来上がり。
どのようにアレンジするかも注文住宅ならではの楽しみですし、家づくりの思い出になります。
和モダンの家を建てたい、ご相談の方
心地良さが家づくりの最大の目的でもあります。様々な建築様式を知り尽くした家はシェルッソの家づくり、お客様のイメージ+ご提案の共同作業で最高の思い出と新しい生活をお楽しみください。