仕事や家事、子育てに奮闘する共働きの夫婦にとって、何よりも貴重な“時間”。オンの時間は家事を時短して効率よく、オフの時間は夫婦や子どもと一緒にゆっくり過ごすのが理想ですよね。家事や家族とのコミュニケーションなど、共働き夫婦が家での限られた時間を有効に笑顔で過ごすためには、自由に間取りをデザインできる注文住宅がおすすめです。今回は、家はシェルッソが仕事・家事・育児に忙しい共働き夫婦のオンとオフを充実させる家づくりのポイントを紹介します。
間取りや設備を工夫して家事のストレスを軽減
毎日行う家事の効率化は、時間を節約したい共働き夫婦が快適に暮らすための必須事項です。間取りや設備を工夫し、家事や育児を効率良く行うことができれば、その分、家族との時間は多くなります。便利な生活家電を取り入れることで家事の負担は軽減できますが、家づくりにおいても家事の時短ができる工夫が必要です。
家事動線を意識した使い勝手の良いキッチン
キッチンの使い勝手は、家事動線次第と言っても過言ではありません。キッチンに立つ人を囲むようにシンクやコンロ、冷蔵庫などを配置し、スムーズに作業や移動ができる間取りを取り入れましょう。
週末にまとめて料理を作り置きしたり、冷凍食品をたくさん使う場合、冷蔵庫とは別に冷凍庫を置くスペースも確保しておくと良いですね。
キッチンでの家事を効率的に行うポイントは、できるだけ手入れの手間を減らすこと。自動化できる部分を機械に任せてしまうのも1つの方法です。例えば、天板がフラットなIHクッキンヒーターを導入することで、仕事から疲れて帰宅した後でも、コンロ周りの掃除をサッと済ませることができます。面倒な皿洗いを自動化できる食器洗浄乾燥機の設置もおすすめです。
家事や身支度を楽にする設備や間取り
夫婦共働きで、さらにお子さんもいる家庭の場合、洗面台が2つあれば、出勤や登校時間が重なってもスムーズに朝の支度ができます。スペースに余裕がある場合、洗面所を2カ所に設けるのも良いでしょう。浴室には浴室暖房乾燥機を設置しておくと、夜間や雨の日も洗濯物を干すことができるため、重宝します。
キッチンや洗面所、収納など、使用頻度の高いスペースに出入り口を2カ所設けて、回遊動線にする間取りもおすすめです。洗面所の入り口を増やし、廊下やリビングからだけでなくキッチンとも行き来できるようにすると、炊事の合間に洗濯ができ、家事の時短になります。その場合、キッチンからランドリールーム、物干しまで家事を行うための動線をできるだけ短くすることがポイントです。
頻繁に買い物に行くのが難しく、買い置きしたいと考える共働き夫婦におすすめの設備がパントリーです。パントリーのスペースを広く取ることができれば、食品だけでなく日用品など消耗品の買い置きを保管しておくことも。調理器具やキッチングッズを収納することもできるため、キッチンをすっきりした状態に保てるというメリットもあります。
また、大型のウォークインクローゼットや玄関収納があると、荷物を1箇所にまとめて収納できるので便利です。玄関・洗面所・廊下など各所に収納を設け、必要な物を必要な場所にしまえるようにしましょう。
安心・安全でおうち時間を楽しめる空間を確保
留守にする際は、防犯対策をすることで安心・安全を守り、在宅時は家族全員がそろっていても窮屈さを感じず、ゆったりと過ごせる空間を確保することが大切です。そのために考慮すべき点や設備、注意点を見ていきましょう。
安心・安全な住まいに
共働き夫婦は家を空ける時間が長いため、防犯対策は欠かせません。空き巣の被害は夜間だけでなく、家主が不在の日中がねらわれるケースも多いようです。治安の良いエリアを選ぶことが最も効果的な防犯対策ですが、家づくりにおいても、カメラ付きインターフォンや防犯ガラス、センサーライトを取り入れるなど、防犯対策を施すことをおすすめします。
また、家族が安心して快適に暮らすためには、耐震性や耐火、耐水性、断熱性や気密性といった住宅性能もしっかりと考えましょう。
おうち時間を楽しめる家づくり
共働きの場合、どうしても家族と過ごす時間が限られてしまうため、一緒に家で過ごす時間を大切にしたいものです。調理をしながらでもコミュニケーションが取れるオープンキッチンや、家族がそろってゆったりと過ごすことができる広いリビングなど、家族とコミュニケーションが取りやすい家づくりを実現させてください。
リビングの一角にカウンターを設けて、ワーキングコーナーとして活用するのも良いでしょう。家事をしながらお子さんの学習を見守ることができ、リモートワークをする機会があるのなら、仕事場として使用することも可能です。
おうち時間を充実させるためには、趣味を楽しむためのスペースを確保したり、グリーンを取り入れるなど自宅に居ながら自然を感じられるよう工夫したりすることも必要です。多忙な日々の中、帰宅後や休日はゆったりと過ごせるようにしましょう。それぞれのプライベート空間を確保することも重要なポイントです。
共働き夫婦の家づくり注意点
共働き夫婦が注文住宅で家を建てる場合、夫婦間で理想の住まいのビジョンを共有し、理想を詰め込み過ぎないことが大切です。お互いが理想とする家を知り、食い違うことがあれば譲れる部分と譲れない部分についてしっかりと話し合いましょう。希望を叶えつつコストを抑えるためには、優先順位を付けること。
共働き夫婦の家づくりの資金計画
共働きの夫婦は二馬力のため、片方の収入だけの夫婦より世帯収入で考えると高収入となり、予算を多くとることができます。資金面でのメリットと資金計画を立てる上での注意点を紹介します。
資金面でのメリット
共働き夫婦は、独身や専業主婦(夫)の家庭と比較すると、資金面で有利だと言えます。夫婦どちらにも収入があるため世帯年収が高くなり、予算を多く見積もることが可能です。ある程度まとまった頭金を準備できる場合も多く、住宅ローンの借入可能額が高くなることも期待できます。
また、共働き夫婦が住宅ローンを利用する場合、ペアローンや収入合算(連帯債務型・連帯保証型)、単独借入など複数の選択肢があります。それぞれメリットとデメリットがありますが、比較して条件に合うものを選ぶことができるという点は、共働き夫婦のメリットと言えるでしょう。
ペアローンや収入合算の連帯債務型を選択した場合、夫婦それぞれが住宅控除を受けることが可能です。控除額には適用条件や上限があるので、利用を検討する際は、該当するかを事前に調べることをおすすめします。
共働き夫婦の資金計画の注意点
二馬力だからといって高額な住宅ローンを組むとリスクを伴います。借入れる際は、現状だけでなく将来のことも考慮し、本当に無理がないかよく考えましょう。
お子さんの学費や、親の介護費、転職やスキルアップのための費用、旅行費など、予期できるものと予期できないものを含め、さまざまな出費があります。ライフプランとその時にかかる資金について考慮した上で、資金計画を組むことが大切です。
傷病や減収、失業などの事態は予測できない形で起こり得ます。不測の事態に備え、世帯年収の半年程度の貯蓄をしておくようにしましょう。また、不測の事態の1つとして離婚が挙げられます。ペアローンなどでローンを組んでいる夫婦が離婚する場合、対処が難しくトラブルに発展するケースもあるため、注意が必要です。
まとめ
注文住宅は、間取りや設備を自分たちのライフスタイルに合わせて微調整できるため、時間を効率的に使いたい共働き夫婦におすすめです。防犯面や耐震性、断熱性など住宅性能を考慮することも忘れずに、プライベーな時間をゆったり過ごせる空間を確保し、家族とコミュニケーションが取りやすい家づくりを心掛けましょう。また、働き夫婦が家づくりを行う際、資金面でのメリットがありますが、資金計画の注意点を考慮しておく必要があります。
初めての家づくりで不安なことがあると思いますが、ご安心ください。埼玉県草加市にある家はシェルッソ、自然素材の注文住宅を手がける工務店として豊富な実績を持ち、理想の家づくりをお手伝いします。あなたのライフスタイル合った間取りや設備をゼロから一緒に作っていきましょう。