西側の窓ってどう?後悔しないための西日・暑さ対策3選
西側の窓ってどう?後悔しないための西日・暑さ対策3選

西側の窓ってどう?後悔しないための西日・暑さ対策3選

SNSを見ていると、「西側に大きな窓をつけて後悔した」という声を見かけませんか? これから家を建てる方がそんな意見を目にすると「西側の窓は要らない?」と不安になってしまいますよね。

でもじつは、「西側の窓」は地域や敷地の条件、そして設計次第でメリットにもデメリットにもなるのです。ですから、一概に「西側の窓=悪者」というわけではありません。

本稿では、一般的な「西側の窓のメリット・デメリット」と「後悔しないための具体的な対策」についてお話しします。本稿をヒントに、設計士さんと具体的なお話を進めてみてください。

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西側に窓をつくるな?多くの方が悩む「デメリット (注意点)」とは

西側に窓をつくるな?多くの方が悩む「デメリット (注意点)」とは

まずは、なぜ多くの人が「西側の窓」を敬遠するのか、その理由を見ていきましょう。

  • 夏の午後の西日による「暑さ」に注意が必要だから
  • まぶしさや紫外線(劣化・日焼け)に注意が必要だから

主な原因は、太陽が沈むときの光の「強さ」と「角度」にあります。しっかりと対策をしないと「暮らしのストレス」になってしまうことがあるので、ご注意ください。

それぞれ、詳しく解説します。

夏の午後の西日による「暑さ」に注意が必要

夏の午後、西日が部屋の奥まで差し込むと、室温が上昇する原因になります。

▼低い角度で差し込む西日は「熱の侵入経路」になる

太陽が高い位置にあるお昼と違って、夕方の太陽は横から光を差し込んできます。そのため、屋根やひさしでは防ぎきれず、部屋の奥深くまで熱が侵入してしまいます。

エアコンの効きも悪くなります。学校や仕事から帰ってきて「涼しい家でリラックスしたい」と思う夏の夕方に、部屋がムッとするほど暑いと、不快に感じてしまいますよね。

▼西日は「対策必須の熱源」として認識しよう

何も対策せずに大きな窓をつけると、夏の暑さに悩まされる原因になります。「西日の熱は横から侵入する」と認識して、しっかり対策を考えましょう。

詳しくは後述しますが、たとえば西側の窓に高性能ガラスを採用すると、多くの熱や紫外線をカットできます。

なお、緯度が高い地域ほど夏場の太陽が北西寄りに沈みます。そのため、西側だけでなく、北西の窓にも対策が必要です。

まぶしさや紫外線(劣化・日焼け)に注意が必要

強烈な西日はとてもまぶしく、家具や床を紫外線で傷めてしまうことがあります。

▼低い角度の西日は、まぶしさで暮らしをジャマする

低い位置から入る光は、人の目線に直接入ってきやすいのが特徴です。

たとえば、夕方にリビングでテレビを見ようとしても、画面に光が反射して全然見えない……なんてこともあります。

▼大切な家具を守るために「UVカット対策」を徹底しよう

また強い紫外線は、お気に入りのソファの色あせや、無垢フローリングの日焼けを引き起こす原因にもなります。

西側に窓を設ける場合は、テレビの配置を工夫したり、UVカット効果のあるガラスやカーテンを選んだりして、差し込む光のコントロールをおこないましょう。

「西側窓なし」は後悔するかも?西側に窓を設けるメリットとは

「西側窓なし」は後悔する?西側に窓を設けるメリットとは

ご紹介したとおり、西側の窓にはいくつかデメリットがあります。しかし、「やっぱり西側に窓は要らない!」と思うのは少し早いです。

じつは西側の窓には、以下のような「暮らしを豊かにしてくれる素敵なメリット」もたくさんあります。

  • 午後からの採光を確保できるため、夕方までお部屋が明るい
  • うまく日射を取り込むことで、冬場の暖房代を節約できる
  • 2方面に窓を取ることで、通風や換気が格段によくなる

それぞれ、詳しく解説します。

午後からの採光を確保できるため、夕方までお部屋が明るい

南側の窓からの光は午後になると少しずつ弱まっていきますが、西側の窓は昼過ぎから本領を発揮します。ですから、西側に窓があると「夕方遅くまで照明なしで過ごせる明るいお部屋」になります。

たとえば、冬場などの日が短い季節でも、夕方まで家の中がパッと明るいと、気持ちも明るくなりますよね。お子さまが学校から帰ってきたときに、自然光の中で過ごせるのは大きな魅力です。

リビングや子供部屋など、夕方に長く過ごす場所には、採光のために「西側の窓」を検討してみる価値は大いにあります。電気代の節約にもつながるでしょう。

うまく日射を取り込むことで、冬場の暖房代を節約できる

冬の寒さ対策で大切なのは、太陽の熱をいかに家の中に取り込むかです。西日は「夏の敵」ですが、冬にとっては「貴重な暖房エネルギー」になります。

西日をうまく取り入れることができれば、ポカポカとした暖かさを夕方までキープできます。自然の力でお部屋を暖められると、暖房の温度を下げることができ、節電にもつながります。

日差しについては、「夏は遮り、冬は取り入れる」という工夫ができれば、西側の窓は省エネな暮らしの強い味方になってくれるでしょう。

2方面に窓を取ることで、通風や換気が格段によくなる

風は「入口」と「出口」がないと通り抜けてくれません。2方面に窓をつくることで、風の通り道ができ、換気効率がグンと上がります。

もし南側にしか窓がなかったら、空気はお部屋の中で淀みやすくなります。西側にひとつでも窓があれば、「南 ⇔ 西」で風が抜けるルートが生まれ、お部屋の空気を気持ちよく入れ替えられます。

また、窓に高低差をつけるとさらに効果的です。低い位置の窓から入ってきた涼しい空気が、室内の熱によって温められて上昇し、高い位置の窓から抜けていきます (煙突効果、スタック効果)。

西側に窓をつけるときのおすすめの対策

西側に窓をつけるときのおすすめの対策

メリットとデメリットをお伝えしました。最後にデメリットの対策を3つご紹介します。

  • 西側の窓の大きさを小さくする(高窓・地窓・スリット窓など)
  • 高断熱(Low-E複層ガラス、遮熱タイプなど)の窓を使用する
  • 水平型の窓掛け(ブラインドやローマンシェードなど)を使う

この対策を知っておけば、西側に窓を設置する際、後悔のリスクをぐっと減らせますよ。

西側の窓の大きさを小さくする(高窓・地窓・スリット窓など)

西日や暑さが気になるなら、西側の窓は、大きな「掃き出し窓」ではなく「サイズを抑えた窓」を選んでみてください。

熱や直射日光の侵入量は、窓の面積に比例します。たとえば以下の窓なら、必要な光や風は取り込みつつ、強烈な西日の侵入を最小限に抑えられます。

  • 天井近くの「高窓」
  • 足元の「地窓」
  • 縦に細長い「スリット窓」

上述の窓は、外からの視線も気になりにくいので一石二鳥です。

「窓=大きいほうがいい」という思い込みは横に置いておき、あえて小さく機能的な窓を取り入れてみましょう。外観デザインにも一役買ってくれます。

高断熱(Low-E複層ガラス、遮熱タイプなど)の窓を使用する

西側の窓には、熱を反射・カットする性能が高い「Low-E(ロウ・イー)ガラス」を採用しましょう。

▼遮熱タイプのLow-Eガラスで夏の熱をシャットアウト

最近の窓ガラスはとても進化しています。とくに「遮熱タイプ」と呼ばれるガラスを使えば、透明な見た目はそのままに、夏の暑い日射を鏡のように跳ね返してくれます

普通のガラスと比べると、窓際のジリジリする暑さが全然違いますよ。

▼窓の性能は「方角によって使い分ける」のが鉄則

一方、遮熱タイプの窓は冬の日射も遮ってしまいます。使いどころを間違うと、冬の暖房コストがアップしてしまうのでご注意ください。

南側の掃き出し窓など、冬の日射を取得したい窓は「断熱タイプ」を選んでいただくとよいでしょう。

家全体の窓にお金をかけられない場合でも、「西側の窓だけはグレードの高いガラスにする」というメリハリ投資がおすすめです。

参考:YKK AP製ガラスの仕様別日射熱取得率

「Low-Eガラス」については、以下の記事でも詳しく解説しています。気になる方は、あわせてご覧ください。

Low-Eガラスは後悔する?メリット・デメリットや窓の選び方を解説

水平型の窓掛け(ブラインドやローマンシェードなど)を使う

西日対策には、カーテンよりも、ブラインドやローマンシェード(上下に開閉するカーテンの一種)といった窓掛けが向いています。

ブラインドなら、羽根の角度を調整するだけで、「直射日光は遮りつつ、明るさはある程度取り入れる」ということができます。

ローマンシェードも、「窓の上半分を遮光して、下半分は開放する」といった開け方が可能です。窓が小さければ、ロールスクリーンもおすすめです。

西側の窓は、一般的なカーテンだけでなく、ブラインドやローマンシェードも検討してみましょう。

まとめ:西側の窓も活用すれば暮らしが快適になる

「西側の窓 = 敵」と決めつける必要はありません。大切なのは、その場所ごとの特性を知り、適切なガラスを選んだり、大きさを調整したりすることです。

暑さやまぶしさをコントロールできれば、西側の窓は「明るく、風通しのよい、快適な家」をつくるための頼もしいミカタになります。

ぜひ、設計士さんに相談して、あなたの敷地にぴったりの「窓」と「配置」を見つけてくださいね。

埼玉県で「私の土地だと、窓はどう配置するのが正解?」 と気になったら、弊社までお気軽にご相談ください。窓の配置や間取りのアイデアについて、アドバイスさせていただきます。

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